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栃木トヨタ、「パブリカ・バン レストアプロジェクト」始動 高校生も参加

栃木トヨタ「パブリカ・バン レストアプロジェクト」リーダーの小堀さん

栃木トヨタ「パブリカ・バン レストアプロジェクト」リーダーの小堀さん

 栃木トヨタ自動車が8月9日、創立80周年記念事業の一環として「パブリカ・バン レストアプロジェクト」のキックオフイベントを横田店(宇都宮市横田新町)で開催した。

栃木トヨタ「パブリカ・バン レストアプロジェクト」の様子1

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 1968(昭和43)年式の「トヨタ・パブリカ・バン(UP26V型)」の復元を目指す取り組みで、高校生に自動車整備を学ぶ機会を提供することも目的としている。

 同プロジェクトのきっかけは、長年大切に保管されてきたパブリカ・バンの所有者から、今後の車両の扱いについて相談を受けたことだった。ヒアリングを重ねる中で、車両に込められた家族の思い出や歴史に触れ、その希少性やストーリーを次世代へ残したいとの考えからレストアを決めたという。

 パブリカは1961(昭和36)年に誕生したトヨタの大衆車で、モータリゼーションの普及を支えた車種として多くの人に親しまれてきた。今回レストアする1968(昭和43)年式の車両は、現在のコンピューター制御車とは異なる機械仕掛けのシンプルな構造を持つことから、エンジニアが培ってきた整備技術を次世代へ継承する教材としても適しているという。部品の動きや内部構造を理解しやすく、自動車整備を学ぶ生徒にとっても学びの多い車両と位置付ける。

 レストア作業は、社内の希望者約10人を含むサービス部、板金センターなどの32人のプロジェクトチームが中心となって進める。今回のキックオフには、作新学院高情報科学部自動車整備士養成科と宇都宮工業高機械科の生徒ら16人も参加。整備士から直接説明を受けながら実車の確認やレストア作業を体験し、自動車の構造や技術の変遷について学んだ。

 当日は10時30分から座学を行った後、午前中は解体作業を通してエンジンの仕組みなどを学んだ。午後は同社板金センターに移動し、塗装ブースで作業を体験した。

 エンジン本体からダクトを取り外す作業を体験した宇都宮工業高1年の福田真央さんは「学校でボルトを回す授業が楽しく、今回参加してみた。工具を使う作業は難しそうだったが、実際にやってみると楽しかった」と話す。

 プロジェクトリーダーを務める同社サービス部業務課の小堀義明課長は「こうした体験を通じ、将来『整備士』を目指すきっかけになれば。高校生を指導した若手社員にとっても、なかなか見ることのない車に触れ、このような企業活動への理解を深める良い機会になったと思う」と振り返る。「年内には仲間と完成させ、走れる状態にしたい」と意気込む。

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