栃木県総合文化センター(宇都宮市本町)開館35周年記念イベント「風、薫る ファン感謝祭 in 栃木」が9月19日、メインホールで開催された。
「風、薫る」ファン感謝祭会場での記念撮影 (左から)橋本アナウンサーと見上さんと上坂さん(写真提供:NHK宇都宮放送局)
NHK連続テレビ小説「風、薫る」で主人公・一ノ瀬りんを演じる見上愛さんと、小川(大家)直美を演じる上坂樹里さんがゲストとして登場。NHK宇都宮放送局の橋本奈穂子アナウンサーが司会を務めた。
観覧募集には3439件の応募があり、倍率4.6倍の抽選を経て、当日は約1200人が来場した。
同作で見上さんが演じる一ノ瀬りんは、現在の大田原市黒羽地区出身で、明治期に近代看護の礎を築いた大関和(ちか)をモチーフにした人物。大関和は桜井女学校付属看護婦養成所の1期生として学び、看護の専門性の確立や後進の育成に力を注いだ。ドラマは大田原市をはじめ県内各地でも撮影が行われるなど、栃木県とのつながりが深い。
イベントでは「ファンが選ぶもう一度見たい『風、薫る』名場面ベスト10」を発表。りんが看護婦を辞めようとする場面や、直美と文の別れの場面などが上位に選ばれた。
8位には、劇中に登場する栃木の方言「でれすけ!」がランクイン。登場人物が「でれすけ」と発する場面を集めた映像が流れると、会場から笑いが起きた。橋本アナウンサーが「『でれすけ』と言ったことがある人」「言われたことがある人」と会場に問いかけると、来場者が次々と挙手。見上さんが「栃木の人はどんな場面で『でれすけ』を使うのか」と尋ねる場面もあった。
「愛(いと)おしいです 風薫る」のコーナーでは、それぞれが演じた役の「愛おしい」と感じる部分や、長期間にわたる撮影を支えた時間、約1年を通して感じた互いの魅力などについて、2人が撮影を振り返りながら語った。看護学校の卒業式や新潟の海、神社での場面など、ランキングに登場したシーンの撮影秘話も紹介した。
上坂さんは「自分にとって宝物のような約1年間だった」と撮影を振り返る。見上さんは、視聴者や医療従事者から寄せられた温かいメッセージが「背中を押してくれている」と感謝を伝えた。
神奈川県から訪れた森田麻理奈さんは「欠かさず見ている。終わってしまうのが寂しいが、感謝祭に参加できたことで最終週がますます楽しみになった」と話していた。