宇都宮市泉町に9月4日、居酒屋「桐屋 宇都宮名物かぶと揚げ」(宇都宮市泉町)がオープンした。
店主は竹腰裕一さん。上戸祭町の「みよしや本店」で17年間働き、その間、シンボルロード店の立ち上げにも携わった。長年培ってきた経験を生かして独立を決意し、以前からつながりのあったホテル丸治の福田治雄会長に声をかけ、現在の場所に店を構えた。
提供する鶏肉は全て国産で、一般には流通量が少ないという生後30~40日のひな鶏を仕入れる。
看板メニューは、鶏の半身を丸ごと揚げた「かぶと揚げ」(900円)。このほか、もも肉の唐揚げ(200グラム=700円)、ヤゲン軟骨の唐揚げ(120グラム=700円)などの鶏料理をはじめ、酒のさかな、サラダ、締めの飯など約20品をそろえる。
かぶと揚げは、揚げ油にもこだわる。骨付きの鶏を揚げることで鶏油(チーユ)が溶け出し、油に鶏のうまみが加わることから、油を捨てずにつぎ足しながら使う。衣も独自に開発し、ニンニクやショウガを使わず、鶏そのものの味を生かしているという。
店名の「桐屋」は、竹腰さんの父親が琴職人だったことに由来する。琴の材料に使われる「桐」から名付けた。父親が携わっていた琴作りは現在、竹腰さんのいとこが受け継いでいるという。
店内にも父親とのつながりを随所に取り入れた。琴の材料として使われていた桐材をボトルキープ用のネーム札に活用するほか、父親が集めていたぐい飲みや花器などを飾る。絵画好きの竹腰さんが選んだ桐のつぼみを描いた作品も店内奥に飾り、「これから花を咲かせていく」という店への思いを重ねたという。入り口には、福田会長が用意したかぶととよろいも展示する。
店内は1階にカウンター6席、テーブル16席、2階にテーブル20席を設ける。2階は貸し切りにも対応するほか、喫煙・禁煙の希望に応じてフロアを分けて利用できるようにした。
竹腰さんは「満腹、満足で帰ってもらい、地域に愛される店にしたい。料理だけでなく、目でも楽しめる店内の一つ一つの雰囲気も楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は17時~23時。日曜定休。問い合わせはインスタグラムのダイレクトメッセージで受け付ける。