ベトナム料理店「Di 720 -EN-(ディアイ720-エン‐)」(宇都宮市本町)が9月14日でオープン3カ月を迎える。同店は、かつて同所で「縁」の店名で営業していたベトナム料理店の味を引き継ぐ。
「縁」はフォーやグリーンカレーなどを提供し、足しげく通う常連客も多かったという。隣接する建物で働いていた赤松里去子さんも、その味を気に入り、日頃から通っていた一人だった。
前オーナーが体調を崩し、店を閉めるかもしれないと聞いた赤松さんは、「自分で作った店を手放すのは悲しいはず」と考え、自ら店を引き継ぐことを決意。前オーナーのマリアさんに味を教えてもらい、店の味を再現したいと申し出た。
中でもこだわったのが、フォーに使うスープ。丸一日かけて仕込み、添加物を使わず、野菜のうまみを生かして透明なだしを取る。手間のかかる工程で、当初はマリアさんから「スープノイローゼになるからやめた方がいい」と言われたという。
店舗の内装は今年1月には完成していたが、店長のかをるさんが試作を重ね、マリアさんの味を再現することにこだわったことから、約5カ月をかけて準備。6月14日のオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約40平方メートル。1階に8~10席、2階に13席を備える。メニューは、フォー、生春巻き、コーヒーを組み合わせたフォーセットと、カレーまたは焼き肉、生春巻き、コーヒーを組み合わせたライスセット(以上1,300円)の2種類を中心に提供する。各メニューの大盛りは100円増し。単品で生春巻き(200円)、ライス(150円)、コーヒー(300円)も用意する。
赤松さんは「私と同じように昔から『縁』に通っていたお客さまにも、新しく来てくださる人にも満足してもらえるよう、味にこだわった。受け継いだ味をぜひ食べに来てもらえれば」と話す。
営業時間は11時~15時。日曜・月曜定休。