
バンダイのカプセルトイシリーズ「栃木の方言ガチャ」と宇都宮に伝わる郷土玩具「きぶな」がコラボした限定チャームの販売が9月4日、うつのみや表参道スクエア(宇都宮市馬場通り4)1階にあるセブン-イレブン宇都宮馬場通り店で始まった。
愛情を込めた「どうしょうもない人」の意味で使われる方言「でれすけ」
同店を経営する巻島商事マーケティング事業部の巻嶋明子さんが、コロナ禍を機に全国的に「アマビエ」が疫病退散の象徴として注目を集めていた中、宇都宮にも同じように「無病息災」を願う郷土玩具「きぶな」があることを改めて感じ、現代的にブランディングすれば幅広い世代に親しまれるのではないかと考えたという。
元々販売されていた栃木の方言ガチャに「きぶな」を加え、「温かみと遊び心をプラスできたら」(巻嶋さん)と、コラボ販売を企画。「きぶな」のデザインは栃木県出身のデザイナーおかこさんが担当した。
今回の収益の一部は、巻嶋さんが副事を務めるNPO法人が運営する子ども食堂に寄付する。巻嶋さんは「今回のガチャは、栃木らしい文化を楽しむきっかけであると同時に、子どもたちの食の支援にもつながる。ガチャを回す楽しみが、地域の子どもたちの笑顔や食の支援につながるようにしたい」と話す。
価格は400円。同店では、キーホルダーやステッカーなどのオリジナルきぶなグッズも販売している。