大谷クリスマスマーケットのメインイベント「ランタンバルーンセレモニー」が12月7日、大谷公園(宇都宮市大谷町)で行われる。
当日は、150基のLEDランタンが夜空を彩る。ランタンは、大谷公園から一斉に放たれる。LED仕様で、飛ばした後は付属のひもを手繰り寄せて、持ち帰ることができる。
会場となる大谷公園は、昭和初期まで大谷(おおや)石の採石場だった場所で、採掘跡の断崖に囲まれた独特の景観が特徴。断崖には、太平洋戦争の戦死戦没者の供養と、世界平和を祈って彫刻された高さ27メートル(88尺8寸8分)の平和観音像がそびえ、同園のシンボルになっている。
セレモニーでランタンを飛ばすには、「ランタンバルーンチケット」の購入が必要。チケットは1枚5,500円で、先着150人。大谷町内の7店舗とオンラインで販売している。
チケットを取り扱う菊地酒店(大谷町)の菊地澄江さんは「夜空に上がるランタンバルーンを見上げた時、視界に平和観音も入るのが良い。ぜひチケットを購入し、ランタンを飛ばす体験をしてほしい」と呼びかける。
「大谷クリスマスマーケット」は12月7日・8日の2日間、大谷公園と大谷コネクト(大谷町)を会場に開催。大谷石の石窯で焼き上げたピザを販売するほか、ゴスペル、ハンドベル、ジャズなど音楽を披露するステージイベントも予定。
セレモニーの開催時間は17時から。