暮らす・働く

宇都宮で「とちおこ・てとて・マーケット」 県内の地域おこし協力隊員集結

地域おこし協力隊イベントチームの皆さん

地域おこし協力隊イベントチームの皆さん

  • 2

  •  

 県内で活動する地域おこし協力隊が集まって活動をアピールする初の催し「TOCHIOKO TE to TE MARKET」(とちおこ・てとて・マーケット)が1月13日、栃木県庁県民広場(宇都宮市塙田1)で開催された。

餅つきの様子

[広告]

 地域おこし協力隊は、地方に住民票を移し、地域PRなどの地域おこし支援を行いながら、その地域への定住・定着を図ることを目的とした総務省の制度。県内では18市町で82人の地域おこし協力隊員が活動している。

 活動は自治体ごとに行われ、隊員同士が連携して活動する機会がなかったが、昨年7月に県内の協力隊員同士が連携を図るための「とちぎ地域おこし協力隊まるごとプラットフォーム」を創設。協力隊員がイベント企画、交流会、情報共有ツール、移住定住・空き家、農林業の5つのグループに分かれ、その中のイベント企画のグループが、県内の地域おこし協力隊が連携した初のマルシェイベントを実現した。

 イベント名の「とちおこ」は栃木県の地域おこし協力隊の略、「てとて」にはイベントを通して協力隊員と地域が手と手を取り合うようにつながるという意味を込めて名付けた。

 当日は、塩谷町、日光市、那須町など9つの市町の地域おこし協力隊員と協力隊経験者が集まって活動をアピールしたほか、市町の特産物を販売。楽器や椅子など廃校備品のリユース販売や間伐材でのマイ箸作り、甘酒や豚汁の販売などの活動を紹介する10のブースが並んだ。

 那須烏山市で活動中のイベントチームリーダー長岡周平さんは「予想以上に来場者が多かった。地域おこし協力隊はまだまだ認知度が低く、イベントを通してまずは県内の人に活動を知ってもらいたいと思い企画した。今後も県内でさまざまな活動をしている協力隊が連携して集まることで、栃木県をさらに元気にできれば」と話す。

 餅つきに参加した稲葉翔真君は「餅つきのきねが重くてびっくりしたが楽しかった。ついた時に餅のねばねばがきねにくっつくのも面白かった」と話していた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース