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「うつのみや妖精ミュージアム」が7周年-「ネガ」展示をリニューアル

「うつのみや妖精ミュージアム」が7周年-「ネガ」展示をリニューアル

ネガ乾板だけでなく、プリントも展示されるようになった妖精の写真

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 宇都宮の「うつのみや妖精ミュージアム」(宇都宮市馬場通り4、TEL 028-616-1573)が7月に開館7周年を迎え、これまでに展示方法のリニューアルなどを行った。

後ろからライトが当てられて、見やすくなった「ネガ」

 妖精に関する多くの絵画や資料などを常設展示している同館。同市出身で妖精研究の第一人者である井村君江さんから妖精関連資料を寄贈されたことを機に、「教育、生涯学習、文化・芸術の振興、まちづくりなどの分野で幅広く市民に活用され、『魅力的で夢育む都市・宇都宮の創造』の実現を目的」として2007年7月に開館し、「妖精のまち」としても同市をPRしている。

 中でも「コティングリー妖精事件」で話題の中心となった「妖精の写真」のネガ5枚と使われたカメラの展示では、今年7月~9月に行われた企画展で、ネガガラス乾板の後ろからライトを当てて見やすくするなど、展示方法を変更。さらに今回の常設展から、実際にネガ乾板から十数年前にプリントされたモノクロ写真も額装し、一緒に展示している。プリントは保存状態が悪く、茶色に変色している部分もあるが、ネガだけの以前の展示より写真の内容が分かりやすくなった。

 「コティングリー妖精事件」は、1917年に英国のコティングリー村に住んでいた9歳の少女フランシス・グリフィスと、そのいとこで15歳のエルシー・ライトが撮影した写真に妖精が写っており、その真偽をめぐって科学者の間で論争が巻き起こった事件。85歳になったエルシーが「妖精は自分が描き、切り抜いて、ヘアピンできのこの上に止めて撮影したもの」と告白して一件落着したとされるが、5枚のうち最後に撮られた1枚は「自分は知らない」と言っており、真相はいまだに解決していないという。

 同館学芸員の柴崎万里奈さんは「貴重なネガを見やすくしてほしいという来場者の声もあり、今回の変更となった。企画展のときも好評だった」と話す。「コティングリー妖精事件は、それ以前と以後で妖精絵画のあり方が変わってしまうほどの大きな影響を与えたもの。とても貴重な展示なので、多くの人に見てもらいたい」とも。

 同事件に関連して、撮影当時に写真の鑑定を行ったガードナー氏と、「シャーロック・ホームズ」の作者であり、これらの写真を本物と信じたアーサー・コナン・ドイル氏との往復書簡や、ガードナー氏の元に届いた多くの妖精の写真など、これまで展示の機会がなく一般にも知られていない貴重な資料も同館には数多く所蔵されている。柴崎さんは「将来的にはこれらをまとめて、コティングリー妖精事件の特別展も行いたい」と話す。

 開館時間は10時~20時。入場無料。

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