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「もったいない4コマまんがコンクール」受賞作決定 過去最多587点応募

「もったいない4コマまんがコンクール」表彰式の様子

「もったいない4コマまんがコンクール」表彰式の様子

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 宇都宮市もったいない運動市民会議が募集した「もったいない4コマまんがコンクール」の受賞作が決定し、宇都宮市役所で11月27日、表彰式が行われた。

キッズの部最優秀賞の多田さん

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 同会議は、市民が「ひと」「もの」「まち」を大切にする心を持ち、日々の生活や事業活動を行うことを目指して設立された組織で、2009(平成21)年3月から「もったいない運動」の普及に取り組んでいる。コンクールでは、「もったいない」の心を楽しみながら広めることを目的に、日常生活で感じた「もったいない」や実践していること、関連エピソードを4コマ漫画として市民から募集した。

 今年は幅広い世代から過去最多となる587点が寄せられ、LRTを題材にするなど「宇都宮らしさ」のある作品も多かったという。

 最優秀賞には、キッズの部(小学校4年生以下)=豊郷中央小4年・多田成美さんの「これが一番もったいない」、ジュニアの部(小学校5年生~中学生)=宮の原中2年・花本紗菜さんの「エコ掃除!」、一般の部(高校生以上)=半田和之さんの「半分で2倍」の3作品が選ばれた。

 このほか、優秀賞や「SDGs未来都市賞」「伝えないともったいないで賞」「みやエコ・アクション・ポイント賞」「もったいない係長ミヤリー賞」「ゼロカーボンシティ賞」など、さまざまな特別賞も用意された。

 キッズの部最優秀賞作品では、紙のリサイクルやマイボトルを実践する娘を描き、最後の4コマで新品同様のドリルを手にした母親が「これをやらないのが一番もったいない」と鬼の形相で叱るオチがつく。多田さんは「勉強中に思いついた。怒ると怖いけど、ママは本当は怖くない」と笑顔で話した。

 来賓あいさつで佐藤栄一宇都宮市長は「キッズの応募が多く、小さい頃から『もったいない』を意識していることが分かる。日本はエネルギー資源が乏しい国。日々の生活の中で『もったいない』の意識を持つことは大切」と呼びかけた。

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