宇都宮出身の写真家・エッセイスト能瀬ゆりのさんの写真展「淡い記憶」が現在、釜川近くのゴールドコレクションビル (宇都宮市中央5) 内のオルタナティブスペース「テンジバ2/3」 の1階~5階の階段ギャラリーで開催されている。
展示のコンセプトは「一瞬で消えてしまいそうな、はかない記憶をたどりながら、過去の自分、そして今の自分を見つめて対峙(たいじ)する」。高校時代、写真部に所属していた能瀬さんは卒業後、国内外のさまざまな土地を旅する中で、海や空、波や雲など、自然が生み出す美しさに引かれ、「その瞬間を私らしくもっと表現していきたい」と写真家としての活動を始めた。
生まれ育った宇都宮で初めての個展を開きたいと思っていたところ、知人からのつながりで実現した。「一歩一歩、5階まで上りながら展示を見るという斬新な会場に魅了された」と能瀬さん。会場には30点の作品を「まるで旅をしているかのように」展示するという。
能瀬さんは「私自身、旅をしながら写真を撮り、言葉を紡いでいたため、少しでも一緒に旅をしているような感覚になってもらえたらうれしい。写真や言葉をたどりながら、自身と向き合う時間を過ごしてほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は12時~19時。入場無料。10月31日まで。