
次世代路面電車(LRT)「ライトライン」で4月1日、芳賀町を本拠地とする女子ソフトボールチーム「Honda Reverta(ホンダ リヴェルタ)」のラッピング電車の運行を始まった。
ライトラインは2023年8月から稼働し、延べ775万人の乗客数を誇る。月次利用者数も40万人以上で、いずれも前年同月比で上回る実績となっている。宇都宮駅東から芳賀・高根沢工業団地までの19駅のうち4駅は芳賀町内に存在する。
今回、芳賀町と連携した形でラッピング電車「芳賀町×Honda Reverta」が実現。同チームは1983(昭和58)年にホンダエンジニアリング女子ソフトボール部として創部。2004(平成16)年日本リーグ1部に昇格。2022年春から日本女子ソフトボールリーグ機構、国内最上位のJDリーグ東地区に所属している。2024年より本拠地を真岡市から芳賀町に移している。4月12日に開幕を迎える。
LRTでは現在、宇都宮ブリッツェン、栃木SC、宇都宮ブレックスと3つのスポーツチームのラッピング電車が既に運行しており、同車両が4チーム目の取り組みになる。
大関一雄芳賀町長は「昨年4月にチームの本拠地が芳賀となり、ソフトボールチームと共創の取り組みを進めたい。まずは試合を見てもらい、チームに強くなってもらい、子どもたちがチームに関心を持ってもらう機会になれば」と期待を込める。
ホンダ四輪事業本部開発基盤統括部の林賢一郎統括部長は「まずはソフトボールチームを知ってもらい、会場に足を運んでもらい、ファンになってもらえるとうれしい。2028年ロサンゼルスオリンピックでは追加競技になったので、このチームから代表選手が出て、金メダルを取り、芳賀町にメダルを持ち帰ってもらいたい」と意気込む。
運行開始となる前日の3月31日、宇都宮ライトレール車両基地でお披露目式が開催され、チーム関係者や芳賀町職員ら約40人が参加した。