
シニア向けの健康ジム「QOL LAB(クオルラボ)」(宇都宮市元今泉5)がオープンして、3月13日で2カ月がたつ。経営はクリエーツ(東宿郷6)。
同社の林勇宇社長は、妻の智砂さんが営む東京都江戸川区内の倉庫の一角で、趣味の延長でパーソナルジムをスタート。その後、60歳でパーソナルジム専門店を西葛西駅前で開業した。昨年、「環境の良いところへ移住しよう」と考え、「北の方角がいい」と言われたことから、「地図を眺めていて宇都宮市に決めた」という。
勇宇さんは、「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ世界選手権2023年」の60歳以上級で世界チャンピオンに輝いた実績を持つ。アーノルドクラシックは「アーノルド・スポーツ・フェスティバル」の中で開催されるボディービル競技で、アーノルド・シュワルツェネッガーが1989年に始めた大会。
店内には約60台のマシンを所狭しと並べる。勇宇さんは「身体的フレイル予防の観点から、これらのマシンを導入した。寝たり起きたり、立ったり座ったり、自分の脚で移動したり、物を動かしたり、生きていく上で必要最小限の筋力を維持するのが本当の意味での筋力トレーニング」と話す。
「若い人と年配の人が交流できるジムを目指し、身体的フレイルばかりでなく社会的フレイル予防につなげたい。辛いトレーニングではないので、たくさんの年配の人に普段着で利用いただければ」と呼びかける。
営業時間は10時~20時。日曜・祝日定休。プレミアム会員の年会費は5万5,000円。