
水生生物の調査をしながら自然を楽しく学ぶワークショップ「釜川おさかなガサガサ調査」が10月13日、釜川上流部で開催された。
一般社団法人「釜川から育む会」が主催し、2017(平成29)年から講師に自然体験を提供するココペリプラスの寺田浩之さんを招き、年に一度開催している。今回は市内の親子8組20人と宇都宮高校生物部のメンバーなどが参加した。
説明後、子どもたちが一斉に川に入り、専用の網を使って茂みや水草をかき分けながら生き物を探し始め、数十分すると、ウグイ、カワムツ、ナマズ、アメリカザリガニなどを次々と発見した。
採集した生物のスケッチを「生き物観察シート」に描き、午後からは捕まえた魚や野草を食べるイベントも行った。
毎年参加しているという小学4年生の石附小乃羽さんは「大きい魚2匹とウナギが取れた。たくさん取るとバケツが重くて腕が痛いけれど、とても楽しい」と笑顔で話していた。
今回初めて小学校3年生の長男と幼稚園の長女と参加した吉田裕子さんは「宇都宮に移住してきたばかりで何か楽しいイベントはないかと移住定住相談窓口『ミヤカム』に聞いたところ、このイベントを紹介してもらった。身近に自然を通して楽しめるイベントがあって、とてもうれしい。子どもたちが生き生きと喜んでいる姿を見られたので、参加して良かった」と振り返る。