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宇都宮・いずも通りにたい焼き・あん巻き専門店「とおちぎ」 糖度調整も

店主の小泉さんとスタッフの小室さん

店主の小泉さんとスタッフの小室さん

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 餡(あん)が主役のたい焼き・あん巻き専門店「とおちぎ」(宇都宮市中央5)が4月1日、いづも通りにオープンする。

店舗外観

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 店主の小泉誠さんは約15年前、東京・恵比寿に住んでいた。散歩しているとすごくいい匂いがして、多くのサラリーマンが並んでいたので、ついつい一緒に並んで買った。この時食べた「たい焼き」が忘れられず、いつかはたい焼き店をやりたいと感じていた。仕事の縁で宇都宮に来ていて、今回の場所が直感的な物件との出合いと感じ、即決したという。

 店舗面積は20平方メートル。木目調の落ち着いた雰囲気に仕上げた。餡には、たい焼きに使う「小豆の皮の柔らかさと塩味の利いた餡」をトチアン(栃木市)から、餡巻きに使う「甘みのある餡」を深澤製餡所(栃木市)から、それぞれ仕入れている。

 小泉さんは「オープン前から地域の人たちが気にかけてくれ、『頑張ってね』『近くに甘いもの屋さんができて良かった』と声をかけてくれてうれしい。豆味を感じて、背徳感のない食べ物として食べてほしい。日持ちのしない低糖度の餡を仕入れているので、食べられない糖質制限のある方でも糖度をカスタマイズできるので、気軽に希望を伝えてほしい」と話す。

 たい焼きは薄皮なのに対し、あん巻きはもっちりした生地となっており、共に「餡が主役となる」商品に仕立てている。すぐに食べる人には焼き上がった皮に冷たい餡を入れる手法なので、「3分ほど待ってもらうことになる」という。

 たい焼きメニューは、「小倉粒あん」(220円)、「クリームチーズ粒あん」「塩えんどう粒あん」(以上260円)、あん巻きメニューは「小倉粒あん」(330円)、「みたらし」(380円)など。あん巻きは、手土産用に焼き印の型(1万5,000円)を一度作成すれば、半永久的に名入れをして商品を提供することもできるという。

 小泉さんは「今後は出店するエリアの製餡店たちと手を組みながら全国展開、そして日本の文化を世界に発信するため海外進出も目指したい」と意気込む。

 営業時間は9時~18時(テイクアウトのみ)。

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