こども食堂「SUNNY BASE(サニーベイス)」の運営が5月20日、御幸ケ原公民館(宇都宮市御幸ケ原町)で始まった。
運営するのは、宇都宮市内で5年間保育士として勤務した八重幡珠莉さん。昨年、保育士を退職して留学を経験する中で、改めて「子どもと関わる仕事がしたい」という思いが強まり、子どもたちに食の大切さを伝える場を作りたいと、こども食堂の運営を決意した。
八重幡さんは帰国後の2月ごろから、市内のこども食堂関係者に相談しながら開設準備を進めてきた。当初は店舗物件も検討したが、駐車場の確保などの課題があり難航。検討を重ねる中で公民館の活用を思い付き、市と調整を行い、同館での運営が実現したという。
八重幡さんが食に関心を持つようになったきっかけは、80歳になる祖母の存在だった。冷凍食品が一般的ではなかった時代に、弁当や漬物などを手作りし、体に優しい食事を用意してくれた祖母の姿が現在の活動の原点になっているという。
今後は米粉スイーツなどの健康的な食材も取り入れる予定だが、子どもたちが自然に「食」へ関心を持てる環境づくりを目指すという。
八重幡さんは「子どもだけでなく、仕事帰りの保護者が迎えのついでに気軽に立ち寄れる場所にもしたい。孤食や十分な食事を取れない子どもたちの現状もある中で、悩みや日常の出来事を気軽に話せるコミュニティーをつくっていければ」と話す。
開催は第1・3水曜の16時30分~19時。参加費は、子ども=100円、大人=400円。