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菓子問屋の関口が宇都宮で展示会 菓子メーカー100社超参加

商談会会場の様子1

商談会会場の様子1

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 菓子問屋の関口(鹿沼市)が2月19日、ホテル東日本宇都宮(宇都宮市上大曽町)で商談会を開催し、109社の菓子メーカーと小売店などから約1000人が訪れた。

商談会会場の様子2

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 1952(昭和27)年創業の同社は73年の歴史を持つ菓子問屋で、2024年に札幌支店を立ち上げ、東日本全域に配送ネットワークを持つことになった。今回のテーマを「結」と決めた同社社長の関口快太郎さんは「日本中に菓子があふれている。有名メーカーから地域に根差したメーカーの作る商品まで、好きな菓子は人それぞれ。今回のようなイベントを通じ、当社とメーカーとお客さまがしっかり結び、生活者の皆さまに多くの菓子を手に取れる環境を広げたい」と期待を込める。

 109社がブースごとに各社の菓子を展示し、菓子を扱う小売店などが個々のブースを見て回るスタイルで、サンプル商品などで紙袋をいっぱいにする商談客の姿が多く見受けられた。

 塩分補給タブレット「塩分チャージタブレッツ」を手にするカバヤ食品(岡山市)の伊東克郎さんは「近年猛暑続きとなっているが、暑くなってからの対策では遅く、この時期から予防することが大切。こうしたことも伝えながら、菓子を通じて皆さんが笑顔になってもらえれば」と話す。

 ひざつき製菓(栃木市)の膝附宥太さんは「この商談会では年に1度、販売現場の人たちと直接話せる最高の機会。この声を聞けることが商品開発にもつながる。おいしい菓子作りが生活者の心の健康につながるので一生懸命頑張りたい」と話す。

 関口さんは「日本の菓子は世界でも高く評価されているので、日本に来る海外からの旅行者にも土産として買ってもらいたい。この菓子文化を守り、日本に広がる菓子の森を発展させていきたい」と夢を語る。

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