
樹齢450年の宇都宮市指定天然記念物のシダレザクラ「孝子桜(こうしざくら)」の開花に合わせた「孝子桜まつり」が3月29日・30日、城山西小学校(宇都宮市古賀志町)の校庭で開催される。
「桜まつり」は23回目を迎えるが、今回は2025年度に同校が創立150周年と小規模特認校20周年を迎える記念事業の幕開けとして、地域と保護者と学校が一体となって開催する。
29日のオープニングセレモニーには、コロナ禍以前は実施していた全児童による箏の演奏が6年ぶりに復活。児童、教師を合わせ110面の箏が校庭の孝子桜の前に並び、「桜舞曲」などを演奏する。同日には、同じくコロナ禍以前は実施していた児童による「民話語り」も予定。
翌30日は「孝子桜」の名前の由来となった親子の物語を描いた「劇団古賀志のこ」による演劇「桜が咲いた日」を上演。和太鼓、よさこいなどの演奏もある。
会場では、地元農産物の直売店や模擬店(手打ちそば、焼きそば、とん汁など)、保護者の出店も多数出店する。
同校の松浦好尚校長は「全校児童による110面の箏の演奏は他では見られない、まさに城山西小学校ならではの演奏なので、ぜひ見てほしい。OB・OGも、今年も多数再集結し、小学生時代を思い出しながら演奏したり,箏の体験の補助をしてくれたりするのも特色」と話す。
開催時間は9時~16時。オープニングセレモニーは10時30分~、演劇は10時30分~、14時~。入場無料。