おはなしきゃらばん「つぼみ座」の公演が11月8日、河内図書館(宇都宮市中岡本町)集会室で行われる。
1984(昭和59)年5月に宇都宮で結成された「つぼみ座」は当初2人で本の読み聞かせを中心に活動していたが、2005(平成17)年、荻巣美佐さんが代表になり、「もっと多くの人に届けたい」と形式を人形劇に変え、現在は7人のメンバーが所属する。
普段は中央図書館(明保野町)で週1~2回の練習を重ね、毎年、人形劇を上演。市内図書館や保育園、幼稚園、小学校などを巡る。今年は全部で45の公演を予定する。
つぼみ座では、オリジナル脚本にも力を入れており、舞台で使う人形や小道具は全て団員や過去の在籍メンバーなどの協力により手作りで製作している。劇中の音楽も生の音にこだわり、同作の効果音では、ウインドチャイム、サイレントホイッスル、スライドホイッスル、ウインドホイッスル、ウッドブロックなど30ほどの楽器を使い分け、ペーパーシアター(おおきなくちあけて、だるまさん、のび~るのびる)の3本、パネルシアター(どっちだろう、きのこ、パンやさん)の3本、手遊び、人形劇を合わせて9本のプログラムを披露予定。
荻巣さんは「家庭にはない大きな絵本の読み聞かせと音楽が合わさったミュージックビックシアターの新作はみんなが楽しめる内容。参加型の演目もたくさんあるので親子で楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
 上演時間は10時30分~11時30分。鑑賞無料。当日先着20組。