
宇都宮市で9月28日、「LRT(ライトライン)で行くSDGs体験ツアー」が開催された。応募で選ばれた38人が参加し、貸し切りライトラインに乗って「セキスイハイムミュージアム」「ヤクルトサービスセンターゆいの杜」を訪れた。
同ツアーは体験などを通じてSDGsを楽しく学ぶことを目的に企画。参加者はJR宇都宮駅東口にある宮みらいライトヒル2階に集合し、貸し切り車両で移動した。
最初に訪れた「セキスイハイムミュージアム」では3Dメガネを着用し、座席が動くなど五感で体感できるMX4Dシアターでの「自然災害疑似体験」や、電気の自給自足について学べる「スマートハウスコーナー」を体験した。
続いてLRTで移動した「ヤクルトサービスセンターゆいの杜」では「ヤクルトおなか元気教室」に参加し、健康と腸内環境について学んだほか、「アイスdeヤクルト」やヤクルト形をしたクッキーも味わった。
親子で参加した橘田菜穂さんは「貸し切りLRTでゆったりとのびのびと子どもと楽しめた。車内でクイズやSDGsの解説などもあり、充実した時間を過ごせた」と話していた。
宇都宮市環境創造課の大垣健斗さんは「今回が初めての『SDGs体験ツアー』だったが、訪問先で自然災害の疑似体験や健康に関する学びの機会を提供できて良かった。家族そろって貸し切ったLRTに乗車し、沿線の企業を訪ねる宇都宮ならではの良いツアーになった」と振り返る。