
「つなぐおわん-能登半島地震復興プロジェクト-」による能登半島地震・豪雨復興支援コンサート「祈りをつなぐ心をつなぐ~東風の風~」が3月15日、大谷コネクト(宇都宮市大谷町)で開催される。
同プロジェクトは2024年能登半島地震により廃棄寸前となった先祖代々受け継がれてきた輪島塗漆器を譲り受け販売し、売り上げから一部経費を除いた全額を被災地へ寄付する取り組み。
「できることで関わる」をコンセプトに、中能登町のジャズギタリストの須藤雅彦さんと山梨県在住のマリンバ・ビブラフォン奏者で、シンガー・ソングライターの影山朋子さんが発起人となり、各地で共感する仲間を募り活動を進めている。2024年4月の活動開始から12月までに、珠洲、輪島、七尾、羽咋、金沢を拠点とする7支援団体へ総額192万1,200円を寄付した。
今回のコンサートは、宇都宮出身でストーリーテラーの八重幡典子さんが「労働で支援はできないが、東京にいて何かできないか」という思いで、影山さんから輪島塗漆器を購入したことがきっかけとなり、出身地・宇都宮での開催につながった。
当日は、影山さん、「ユニット八車草」の八重幡さんと八王子車人形西川古柳座で人形遣いとして活動している西川柳玉さんが、春に関する曲や歌や詩、「三番叟」「東海道中膝栗毛」などを披露し、併せて輪島塗漆器も販売する。
八重幡さんは「このプロジェクト初の栃木でのコンサート。宇都宮の大谷観音のまなざしの下、来場者も含めた心をつなぐ復興支援ができたら」と来場を呼びかける。
14時開演。入場料は大人2,000円。高校生以下無料。