「宇都宮動物園」(宇都宮市上金井町)が8月12日、現在の宇都宮動物園として開園して45周年を迎えた。
同園は1977(昭和52)年に現在の場所へ移転。昭和50年代前半には、園内にある「お城」が結婚式場として利用され、多くの新郎新婦が挙式した歴史もある。現在は一般向けには使われていないが、今後はレクチャールームなどとしての活用を検討しているという。
1981(昭和56)年に前身会社が倒産し、現在の運営体制へ移行。1992(平成4)年3月には荒井賢治さんが園長代理に就任した。金融機関出身という異色の経歴で、当初は現場との距離を感じることもあったという。荒井さんは「駄目なものは直していかないと先はないという思いだった。現場のスタッフが一生懸命取り組んでいる中、突然入ってきた自分がいろいろ言うことを面白く思わない人もいたと思う」と当時を振り返る。
現在は約80種類、370の動物を飼育する。開園当初から同園で暮らす唯一の動物で、象徴的な存在となっているゾウの「宮子」をはじめ、アフリカ生まれで現在8頭を飼育するキリンなどが来園者を迎える。最近では4月29日にナマケモノが新たに仲間入りした。
歯ブラシが大好きというカバの「はな」も人気を集める。食後に口を開け、歯磨きをせがむようなしぐさを見せるという。園内では約30分に1回、動物ガイドを実施。ゾウやカバ、キリン、リスザル、ワラビー、ヤマアラシ、ウサギ、モルモット、ホワイトタイガーなど、それぞれの動物について紹介する。
開園45周年企画として、未就学児を対象とした団体親子遠足を年内無料とする。冬休みには、来年の干支(えと)・未(羊)にちなんだ企画展も予定する。
荒井さんは「動物との距離の近さや、宇都宮動物園ならではの触れ合いを体験してもらいたい。多くの人に遊びに来てもらえれば」と話す。
開園時間は、通常期間(3月~12月)=9時~17時、冬期期間(1月~2月)=9時30分~16時30分。入園料は大人(中学生以上)=1,600円、小人(3歳~小学生)800円。