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宇都宮で「おじさんの顔」、空に浮かぶ

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宇都宮で「おじさんの顔」、空に浮かぶ

夜空に浮かんだ「おじさんの顔」

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 宇都宮美術館(宇都宮市長岡町、TEL 028-643-0100)が進めてきた館外プロジェクト「おじさんの顔が空に浮かぶ日」が12月14日、宇都宮市道場宿緑地で行われた。

立体的に作られた「顔」。作業をしている人と比較すると、その巨大さが分かる

 同美術館が主催し、現代芸術活動チーム「目(め)」を招いて行われる同プロジェクト。同チームメンバーの荒神明香(こうじんはるか)さんが夢で見た、「お月さまのように、大きなおじさんの顔が空に浮かんでいた」という風景を芸術作品として実現するもの。作家らだけでなく、一般参加のボランティア「顔あげ隊」も加わって約1年かけて準備を進め、顔の長さが約15メートルという「おじさんの顔」のバルーンを空に浮かべる壮大なプロジェクトとなった。

 実施日は当初、13日に予定。朝のうちは風も穏やかだったため、「おじさんの顔」を送風機で膨らませるなど準備が進められたが、午後になって風が強くなり順延となった。

 14日は朝から、関係者らが「ベストコンディション」というほぼ無風の状態。午前中からの準備では、顔内部の風船に約3時間をかけてヘリウムガスが送り込まれ、昼ごろには「おじさんの顔」の全容があらわに。昼過ぎには徐々に人が集まり始め、15時の開始時刻前には数百人の観衆になった。

 15時30分ごろ、おじさんの顔が浮上を始めると大きな歓声が上がった。近くの橋を渡る車などからも見ることができたほか、遠くは「(直線で約3キロメートル離れた)ベルモールから見えた」などの報告もあったという。

 休憩も挟みながら19時ごろまで、高さ数十メートルの位置で空に浮かんでいた「おじさんの顔」。辺りが暗くなり始めると、内部のLEDによってぼんやりと顔が光り、見に来ていた女性からは「リアル過ぎて怖い」という声も。

 プロジェクトでは、「おじさんの顔 百景」として写真を募集。この日、ツイッターで「#ojisora」というハッシュタグを付けて投稿された写真は、準備段階のものや、浮上する様子、青空に浮かんでいるものや、夕日に照らされるもの、暗闇に浮かんでいるものなど、さまざまあったという。

 荒神さんは「目の前で起きていることが、今も信じられない。言葉にできないほど感動している」と話す。同グループの南川憲二さんは「多くの協力があったからこそ実現できた」と、ボランティアをはじめスタッフに感謝の言葉を贈る。

 「顔あげ隊」の山城さんは、「顔が浮かんだ後に、うわさを聞いて見に来る人もいて、人が集まってくるのを見ているのも面白かった。次はまちなかに近い場所で浮かべるので、違った見え方で楽しんでもらえるはず。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と呼び掛ける。

 次の開催は12月20日15時~19時(強風・雨天の場合は順延)。場所は、市立錦小学校校庭。

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