井上ひさし作の二人芝居「父と暮せば」が7月25日・26日、栃木県総合文化センター(宇都宮市本町)サブホールで上演される。栃木県総合文化センター開館35周年記念事業で、「とちぎ演劇祭2026」参加作品。
「父と暮せば」は、終戦から3年後の広島を舞台に、原爆で家族を失い、自らも生き残ったことに負い目を抱える娘・美津江と亡き父・竹造との対話を描いた作品。恋心を封じ込めようとする娘を父が「恋の応援団長」となって励まし、生きる希望を取り戻していく姿を通して、絶望からの再生を描く。
出演は、劇団だるま座座長で宇都宮市出身の剣持直明さんと、劇団俳優座所属の高宮千尋さん。演出は増澤ノゾムさんが務める。剣持さんは俳優・演出家として全国で活動し、とちぎ未来大使も務める。高宮さんは舞台を中心に活動し、2022年には出演作「猫、獅子になる」が読売演劇大賞優秀作品賞を受賞した。
剣持さんは「劇団だるま座は今年30周年を迎えた。その節目に『父と暮せば』を栃木で上演できることを幸せに思う。一人でも多くの方と、この作品を通して『生きること』を考える時間を共有できたらうれしい。ぜひ劇場で感じてもらえたら」と来場を呼びかける。
開演は、25日=14時・19時、26日=13時。開場は開演の30分前。当日券は開演60分前から販売する。料金は、一般=4,000円、高校生以下=2,000円。全席自由。チケットは栃木県総合文化センタープレイガイドで扱う。