東洋医学の普及啓発と健康増進を目的としたイベント「東洋医学フェスタ2025 in宇都宮」が12月14日、ライトキューブ宇都宮(宇都宮市宮みらい)で開催される。栃木県内では初の開催で、主催は栃木県鍼灸マッサージ師会。
会場には5つのブースを設ける。体験ブースでは国家資格保有者によるマッサージ・指圧・鍼(はり)の施術を500円で体験でき、手足のオイルマッサージや鍼など複数の施術を受けられる。相談ブースでは、鍼灸、漢方薬、薬膳、健康に関する悩みを専門家が聞き、アドバイスを行う。
鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師を目指す人のための学校紹介ブースも展開。養成校が参加し、個別相談も受け付ける。企業ブースには訪問マッサージ事業者や理美容器材メーカー、鍼などを扱う医療機器メーカーが並ぶ。
会場内ではシリコンを使った鍼刺し体験、玄米よもぎカイロ作り、お灸教室などの有料ワークショップも実施。14時からは特別講演会「免疫力を高める東洋医学の知恵」を開催。日本医専専任教員で東京保健医療専門職大学特任教授の王瑞霞さんが登壇する。
実行委員会の野上有子さんは「東洋医学という言葉は浸透しているが、日常に取り入れている人はまだ多くない。まずは気軽に足を運んで、体験してほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時30分~15時30分(体験ブース=10時45分~15時30分、相談ブース=11時~15時、学校ブース=11時~15時)。入場無料。講演は参加費500円(体験ブース利用者は無料)、事前申込制で先着40人。申し込みは栃木県鍼灸マッサージ師会のウェブサイトで受け付ける。