「かわちふるさとまつり」が11月9日、宇都宮市河内地区市民センター(宇都宮市中岡本町3221-4)と古里中学校(中岡本町3130)体育館の2会場で開催される。
きっかけは、地元農産物を広く知ってもらおうと始まった産業祭。現在では、まちづくり協議会や社会福祉協議会、商工会、JAなど多方面の協力を得て、地域が一体となって取り組む祭りへと発展している。昨年は延べ1万6000人が来場した。今年は学生ボランティア団体「笑結(えむすび)」のメンバーが来場者サポートを担う。
今回、体育館工事の影響により会場配置を変更しながらも、ステージでは地元中学生が吹奏楽を演奏する。ワークショップ広場では7団体が参加し、模擬店広場では福祉体験コーナーを含め約50のブースを設ける。学生ボランティア団体が手がけたオリジナルフラッグもお披露目。地元企業20社から寄せられた応援メッセージと共に会場を彩る予定。今年も「宮パス」の割引券などの特典を活用し、より多くの来場者が楽しめる仕掛けを用意するという。
河内地区まちづくり協議会の永井寛会長は「この祭りはできるだけ若い人たちの意見を聞き、それを実現し続けていきたい。河内で育っていく人たちの未来を見据え、活気あるまちをつくっていきたい」と意気込む。河内地区市民センターの野上勇さんは「学生たちのやりがいを地域の力に変え、次を担う世代の育成につなげたい」と話す。
開催時間は9時~15時。