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宇都宮「野沢バラ園」、今年も一般開放始まる 152種160本咲き誇る

つるバラ「サハラ’98」のアーチ

つるバラ「サハラ’98」のアーチ

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 宇都宮の「野沢バラ園」(宇都宮市西刑部町)が5月17日、今年も一般開放を始めた。初日は雨にもかかわらず県内外から見物客が訪れ、傘を差しながら色とりどりに咲いたバラの花を楽しんでいた。

園内の様子(1)

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 かつてはブルーベリーの観光農園を手がけていた野澤健靖さん。2017(平成29)年に屋敷の一部の庭木を取り払い、バラを84種類植えてスタートした。2018(平成28)年からオープンガーデンとして開放。現在、ブッシュ系、シュラブ系、つる系合わせて152種160本もの花が咲き誇るガーデンとなっている。

 同園でまず目を引くのが、入り口にあるオレンジ色に赤色が差し込む華やかなつるバラ「サハラ’98」のアーチ。平地に広がるバラ園はトンネルやアーチ、パーゴラ、高さの違ったバラを組み合わせ、立体的に見えるように植えているという。園内には人名の付いたバラも多く、根元に「ヨハネ・パウロ2世」「マルク・シャガール」などと書かれたもの、歌手の渡辺美里さんにささげられた「シャンテ・ロゼ・ミサト」の花もある。

 鹿沼市から友人と訪れた久野由美子さんは「自宅でもバラを植えているが、こんなにそろってきれいに咲かせるのは難しい。仕立て方も上手なのだろう」と話していた。

 休憩所ではドリンクや自宅の畑で取れたブルーベリーで作られたオリジナルジェラートも販売する。

 同園の「花咲か爺」こと野澤さんは「休憩所横のピンク色のつるバラ、マリーヘンリエッテをはじめ、よく香るバラもいくつもある。花の色とともにバラの香りも楽しんでほしい」と呼びかける。

 開園時間は9時~16時。水曜休園。入園料は300円(小学生以下無料)。開園は6月上旬ごろまで。

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