
栃木県内初の無人コーヒー販売所「チバコーヒーU」(宇都宮市中央2)がオープンして、3月2日で3カ月がたつ。
店名の「U」は「Usual」の頭文字。「いつものおいしいコーヒーを提供したい」という思いを込めた。経営は自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆を販売するチバコーヒー(陽東3)。
購入方法は、コーヒーマシンに紙コップをセットし、現金を入れるかキャッシュレス決済を選び、5種類のメニューから好みのコーヒーのボタンを押す。ブラジルショコラ(中深いり)、エチオピアモカ(中いり)、インドネシアマンデリン(深いり)を300円で、無人店舗限定のカフェオレとカフェモカを400円で提供。ジャズやボサノバのBGMが流れる店内でベンチに座って飲むこともできる。2月26日からアイスブレンドコーヒーを350円で販売を始める。
店主の桧山喜仁さんは「手軽においしいコーヒーを提供する方法を考えていた中で無人販売のアイデアが数年越しで実現した。知名度がある銘柄、飲んだ時に違いが分かりやすい豆を選んで提供している」と、こだわりを話す。
これまで3カ月の間に販売したコーヒーは約3000杯。桧山さんは「1月末にキャッシュレスを導入して少しずつ利用客が増え、予想を上回る反響に驚いている」と話す。
営業時間は7時~22時。