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宇都宮で「とちぎアディクションフォーラム」 依存症への理解深める

(左から)とちぎアディクションフォーラム実行委員会の岡田さん・野添さん

(左から)とちぎアディクションフォーラム実行委員会の岡田さん・野添さん

 「第16回とちぎアディクションフォーラム」が6月6日、とちぎ男女共同参画センターパルティ(宇都宮市野沢町)で開催される。

「とちぎアディクションフォーラム」の会場となるパルティホール

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 テーマは「もっと知ろうよ『依存症』のこと」。依存症への正しい知識の普及と理解促進を目的に、講演や音楽演奏、公開トークセッションを行う。同フォーラムは2003(平成15)年6月に初開催。これまで15回にわたり続けられてきたが、2020年3月に予定していた第16回はコロナ禍の影響で中止となった。

 実行委員会の岡田正彦さんは「感染拡大防止の観点から、断腸の思いで休止を決断した。あれから6年が経過し、装いも新たに新メンバーで実行委員会を立ち上げ、開催までこぎ着けることができた」と振り返る。岡田さんによると、これまでのフォーラムは当事者や家族、依存症問題に関心を持つ支援者の参加が中心だったという。「当事者や家族、支援者の『フェスティバル』のような場になっていた」と振り返る一方、「このままでは『関心のある人たちだけの場』にとどまってしまう懸念もあった」と話す。

 そのため今回は、「依存症予防教育」の視点を重視し、地域住民に向けた内容として準備を進めてきたという。岡田さんは「依存症は、その人の意思や精神力の問題ではなく、誰もがかかり得るれっきとした病気。学んだことを周囲の方と分かち合ってもらえたら」と呼びかける。

 午前の部(10時~11時45分)では、ASK認定依存症予防教育アドバイザーが登壇。「誤解だらけ」の依存症について、正しい知識を分かりやすく解説する。

 午後の部では、宇都宮市を拠点に活動するジャズバンド「つるたーず」が演奏を披露。続いて、地域放送局「ミヤラジ」の番組「~any style~ 身勝手くらいがちょうどイイ」の公開トークセッションを開く。トークセッションには、依存症当事者で依存症予防教育アドバイザーの野添透さんも登壇。野添さんは「依存症は完治しない進行性の病気。しかし回復はできる。私のように20年以上酒を飲まずに楽しく生活している当事者がいることを知ってほしい」と話す。

 「依存症が病気であること自体が、まだ十分に知られていないと感じる。意思の弱さや人間性の欠陥と思われていることも多い」と現状への思いを語る。その上で、「家族や周囲に『もしかして』と思う人や、地域包括支援など人と接する機会が多い人にも知識を得てもらえれば。内科や心療内科などでも早期発見につながることを願っている」と話す。

 岡田さんは「高校生や大学生など若い世代、自治会の方々にも来てもらえたら」と話し、「依存症やアディクションという言葉は聞き慣れないかもしれないが、実は身近なテーマ。この機会にぜひ一緒に学び、分かち合ってほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~16時。受付開始は9時30分。入場無料。

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