
スポーツと健康をテーマにした複合イベント「UTSUNOMIYA FITNESS FESTA(宇都宮フィットネスフェスタ)」がスポーツの日の10月13日、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市元今泉5)で開催された。
会場には県内外から約1000人のフィットネス愛好家などが集まり、音楽やダンス、筋肉づくりを通じて「動いて楽しむ」催しとなった。主催の公益財団法人「宇都宮市スポーツ振興財団」の吉川大輝さんは「宇都宮市は人口当たりのフィットネスジム数が多く、全国でも屈指の都市であり、多くの市民に関心を持ってほしい」と、同イベントを企画したという。
午前のステージでは、各フィットネスジムのインストラクターがコラボレーションすることで、「ZUMBA(ズンバ)」「BODYCOMBAT(ボディーコンバット)」などのフィットネスプログラムのレッスンを次々と展開。インストラクターが音楽に合わせて軽快な動きをリードし、観客も一体となって体を動かした。
午後からのステージでは、小山市出身でヨガインストラクターのAmiさんによる「ストレッチレッスン」も行い、子どもから大人まで幅広い層がリラックスした時間を楽しんだ。その後、観客の拍手で順位を決める観客参加型の「マッスルコンテスト宇都宮」を行い、25人の出場者たちが鍛え上げた肉体美を競い合った。IFBBプロの倉持健太郎さんと筋肉評論家として知られる山本義徳さんによるトークショーも実施。
同施設のトレーニング室ではパーソナルトレーニング相談を行い、「QOL LAB(クオルラボ)」(元今泉5)を経営する林勇宇さんらが自らマシンの使い方を指導した。指導を受けた宮の内在住の平井稜祐さんは「今もジムに通っているがマシンジムの使い方を教えてもらうのが初めてだった。これまでハードルが高いと思っていたが、教えてもらって一気に壁が崩れた感じ」と話していた。
会場では物販コーナーやフィットネスブースも設け、15社が協力した。入場料500円で全てのレッスン・イベントに参加できることから、初参加の来場者も多く見られた。
同財団の吉川大輝さんは「こうしたイベントを通じて、フィットネス全体が盛り上がっていければ。スポーツを特別なものではなく、日常に取り入れてもらいたい」と話す。