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宇都宮で高校生職場体験型イベント「じぶん×未来フェア」 1600人参加

会場の様子1

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 宇都宮市内の高校生に市内企業の魅力を知ってもらう職場体験型イベント「じぶん×未来フェア」が7月9日、マロニエプラザ(宇都宮市元今泉6)で開催された。

会場の様子2

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 2019年の初開催からコロナ禍による中止も挟んで今回が5回目。市内の企業50社がブースを設け、技術の紹介や体験を通じ、将来の就職をはじめとした幅広い選択のきっかけを作ってもらうのが目的。市内の公立高校5校と私立高校3校の計8校、約1600人が参加。会場の都合もあり3部制とし、約2時間の間に4社を訪問し体験した。

 改札機に切符を通し、機械の中身を見てもらう体験ブースを出展していた電機製造業の日本信号宇都宮事業所業務部の中山竹章さんは「われわれの企業にとって、若い人材確保は企業命題。今回初めての参加となったが生徒と接するには良い機会となった。いずれ数年後、就職活動をする際に当社の体験を思い出し、就職活動で再会できれば」と話す。

 現在は、栃木県内の高校を卒業した大学進学者のうち74.8%が県外に進学する状況。今回のイベントを通して地域経済をけん引する市内企業の魅力や実力を再認識し、主催した宇都宮市経済部商工振興課の鳥水梨歩さんは「将来、宇都宮市で活躍してもらえたら」と期待を込める。

 鳥水さんは「出展企業の方々に創意工夫を凝らした体験を行ってもらえたので、生徒からも、『さまざまな仕事を実際に体験し、これまで関心の薄かった分野の仕事にも興味を持つことができた』という話をもらえてうれしい」と振り返る。

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