宇都宮市道場宿町の鬼怒川河川敷で8月10日、「うつのみや花火大会」が開催された。
今年はLRT開業後初となる開催となるほか、5年ぶりの無料観覧席を設け、約3万人の観客が集まり、約2万発以上の花火が打ち上げられた。会場には、公式キャラクター「みやどん」も登場し、花火と共に会場を盛り上げた。
当日は、選ばれた園児10人の絵を花火で表現する「花火の絵」、大切な人へのメッセージと共に花火を打ち上げる「ことだま花火」を含め、約1時間にわたって鮮やかな花火が打ち上げられた。特にフィナーレを飾る花火の連発では音と光による演出も行い、会場からは大きな拍手と歓声が上がった。
18回目となる今年のテーマは「繋(つな)ぐ」。うつのみや花火大会の荒川裕利会長は「現代は人と直接会わずに何でもできる便利な世の中。しかし、改めて人との絆、人と人をつなぐことがうつのみや花火大会として大切だと感じ、今年のテーマを『繋ぐ』とした」と、あいさつで述べた。
同花火大会は完全ボランティアで運営しており、今年は652人の有志により運営された。既に来年の開催に向けてボランティア募集も始まっている。