
全身の筋肉美を競う「栃木県ボディービル選手権大会」が7月5日に、「関東フィットネス選手権大会」が翌6日に、栃木県総合文化センター(宇都宮市本町1)で開催された。
5日の大会には177人、6日の大会には197人の21歳~65歳の男女が登録し、過去最高の参加者になった。両日の来場チケットも400枚を超え、これまでの記録を更新したという。
栃木県ボディビル・フィットネス連盟の岩崎明史理事長は「大会準備には会場の手配からスタッフ確保まで苦労してきたが無事に開催できたのと、多くの参加者と来場者がありホッとしている。パーソナルジムも増えており、フィットネス業界全体が盛り上がっている。新人のカテゴリーもあるので気軽に参加してほしい」と呼びかける。
出場するカテゴリーは身長や年齢の制限により27種目。筋肉の大きさだけでなく、ポージングや全身のバランスなど、総合的な肉体美を競うスポーツとなる。当日は、観客からのかけ声もあり会場が一体となって盛り上がりを見せた。
宇都宮出身在住で、世界ビキニフィットネス4位入賞の実績を持つ小倉あれずさんは6日、ゲストポーズとして参加。小倉さんは「世界大会優勝に向けて、ポージングは世界の誰よりもやってきたという自信がある。中高生の時は部活に夢中になっていたが、大人になるにつれ、何かを目指して頑張ることが少なくなる。何かに向かってやることを楽しむと生活が充実する」と参加者にエールを送った。
6日の関東フィットネス選手権大会メンズフィジーク172センチ以下級に参加し、チャンピオンに輝いた村山裕汰さんは「4年間の食事制限や筋力づくりが優勝という結果につながってうれしい。妻が妊娠中だが、支えてくれたことに感謝したい。8月に生まれる娘のためにも、とてもうれしい金メダル」と振り返る。
今回の関東フィットネス選手権で3位までの入賞者は、9月に開催される「オールジャパンチャンピオンシップ」大会への出場権利が得られる。