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栃木県出身の大学1年生が「春フェス」企画 コロナ禍の悔しさをバネに

春フェスinオリオンスクエア実行委員メンバー

春フェスinオリオンスクエア実行委員メンバー

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 栃木県出身の大学生たちが企画した「春フェスinオリオンスクエア~We love Tochigi~」が2月16日、オリオンスクエア(宇都宮市江野町8)で開催される。

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 共同実行委員長の白岩大夢さんと岩崎央華さんは宇都宮大学1年生で、「中学~高校時代はコロナ禍と重なり、思うように校内行事ができなかった」と話す。岩崎さんは「中学3年生で生徒会に関わり、中学校最後の文化祭を楽しみにしていたが、その年からのコロナ禍によって中止となった」と振り返る。その後の高校生活も大半をコロナ禍で過ごした岩崎さんは、進学した大学で白岩さんと出会い、昨年8月ごろに意気投合。「大学生の自分たちで企画し、栃木県を盛り上げるイベントを妄想した」という。

 昨年9月には同じ思いを持つ大学1年生5人で実行委員会を結成し、開催に向けて準備を進めることになったが、「ゼロからイベントを企画するのは初めてで、何から手をつければいいか分からなかった」と岩崎さん。白岩さんは「出演団体の交渉やプレスリリースの出し方など、分からないことはアドバイスをもらいながら進めた。全てが勉強になった」と話す。

 イベントでは、ステージライブ、キッチンカーによる飲食物の販売、雑貨ワークショップなどのほか、同県ゆかりの賞品が当たる抽選会も行う。ステージライブでは、市内を拠点に活動するビッグバンド「テトラポッド楽団」がイベントのスタートの合図となるファンファーレを演奏するほか、同大のストリートダンスサークルやジャズ研究会などが演技や演奏を披露。

 ステージのトリを務める「ヲタ芸」チーム「AMAGINGMIGHTYYYY!!!!(アメイジングマイティー)」のメンバーで、実行委員でもある福地涼介さんは「出演交渉を始めたときは、『他にどんな団体が出るのか』と聞かれても、『まだ決まっていない』と答えることが多かったが、ようやく形になった。自分が所属するヲタ芸チームの出演は夕暮れの時間帯になるが、ペンライトやサイリウムなどの光がよく見えるので、自分たちの演技で会場を盛り上げたい」と意気込む。

 白岩さんと岩崎さんは「子どもから年配の方まで、全ての世代の方に楽しんでもらえるイベントを目指した。ステージのパフォーマンスを見るだけでなく、抽選会に参加するなど、ぜひ会場に来て楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は11時~18時。入場無料。

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