新型「グリーンスローモビリティー」の展示と試走会が10月5日、大谷コネクト(宇都宮市大谷町)で行われた。
「グリーンスローモビリティー」は、時速20キロ未満で公道を走る電気自動車を活用した移動サービス。毎週末、観光施設や奇岩群(きがんぐん)などを結ぶルートを運行する。観光客はガイド役でもあるドライバーの案内を聞きながら、ゆったりとした速度で大谷の景観を楽しむことができる。
今回導入された新型車両は、黄色・黒・グレーの3色で塗装。8月に開業1周年を迎えたライトラインの「黄色・黒」、そして大谷町で産出される大谷石の「グレー」をカラーリングに採用。試走中、大谷を訪れていた子どもたちから「ライトラインだ」という声も上がった。
車両は沖縄県うるま市で製造されたもので、同市は8月に宇都宮市と友好都市提携を結んでいる。
運転を担当するドライバーガイドの伊藤昌朋さんは「目を引くデザイン。早く運転してみたい」と意気込む。宇都宮市大谷振興室の高橋雅人さんは、「LRT開業1周年を迎えたこのタイミングでお披露目できて、とてもうれしい」と話す。
新型車両は10月12日から本格運行を予定する。