発酵をテーマにした体験型イベント「発酵フェスタ」が11月16日、大谷コネクト(宇都宮市大谷町)で開催される。
会場は旧大谷公会堂前と多目的スペースを活用し、出店ブースが並ぶ。キッチンカーでは発酵玄米や自家製こうじ、発酵ドリンクなど発酵をテーマにした4店が出店する。
同イベントは、地域の食文化を身近に感じてもらう場として春秋の年2回行っている。「意外なものが発酵食品に使われていることを知ってもらいたい」との思いから、今回はチョコレートやタバスコも発酵食品であることを理解してもらい販売する。
定番の発酵食品とは異なる組み合わせやアレンジを取り入れ、参加者が新たな発見を得られるワークショップも企画。「ミニ味噌(みそ)玉作り」「発酵調味料でドレッシング作り」「かんきつポン酢作り」の3種類で、発酵の特徴や調味のポイントを学びながら実際に体験できる。
会場ではワークショップのほか、家庭でも取り入れやすい発酵食の提案や、日々の食生活に役立つ知識も紹介。親子連れや幅広い世代が楽しめる内容に仕上げ、「翌日から実践したくなる学びの場」として発信する。
主催メンバーの石坂季子さんは「発酵の分野で栃木のおいしいものや本物の味をもっと知ってほしい」と話す。同じく熊倉恵子さんは「身近な発酵食を知り、食生活に取り入れて健康に過ごしてほしい。今後もメンバー4人の思いを元に、季節ごとに気軽に発酵文化に触れられる場として続けていきたい」と話す。
開催時間は10時~15時30分。ワークショップ参加費は各2,000円(事前予約優先)。