
宇都宮市を中心に活動しているイラストレーター「たまねぎ図書さん」の個展「ゆっくりと道」が現在、宇都宮のカクイチBLD(宇都宮市二荒町)2階「カクイチギャラリー」で開催されている。
「たまねぎ図書さん」こと高橋亮さんは高校2年生の頃、将来絵本を出版したいと思い活動を始めた。紅茶に浸した画用紙にコンテチョークと水彩絵の具で制作する手法で、作品作りを行っている。茶色く古色に仕上げた紙を使うことで、懐かしさを感じさせる作品になっているのも特徴。制作ではあまり考え込まず、複数枚の画用紙を描いたり消したりしながら、ひらめいたものを形に残しているという。
高橋さんは「作品を見ることで、空想や発想のきっかけとなり、現実の世界でもユーモアなアイデアを自ら考え、困難を乗り越えてほしいという思いがある。空想は、大人も子どもも自由にしていいもの。リラックスした気持ちで、ゆっくりと空想の世界に入り込み、楽しんでいただけたら」と来場を呼びかける。
会場では、原画、オリジナルストーリーの手のひら絵本、ポストカード、ポスター、キーホルダー、小さな置物などを展示販売している。
開催時間は12時~18時。火曜・水曜定休。9月28日まで。