結成28年を迎えた「ウィンビー・ハンドベルリンガーズ」が12月1日、大谷コネクト(宇都宮市大谷町)で「クリスマスPetit(プチ)コンサート」を開催する。
ウィンビー・ハンドベルリンガーズは1996(平成8)年、主婦らによって結成された。音楽学校を卒業したり、小さいころからピアノを習ったりと音楽と身近な環境に居たメンバーで立ち上げたが、家族や仕事も抱えながらの活動で、メンバーも多少入れ替わった。自主コンサートを行うのは18年ぶり。
「ピアノなどと違って、ハンドベルは個人ではなくチームで行う。メンバー皆の呼吸が合った時の感覚が最高」とハンドベルの魅力を語る古澤さん。同チームは4オクターブの音をわずか6人で演奏するため、誰が担当するか譜面上の音を割り振るのが非常に難しい。これを、リーダーの古澤美恵子さんと手塚真理さんが担当する。
「片手に2つのベルを持ちながら音を出したり、隣のメンバーに使っていたベルを渡したりと複雑にベルを移動させながら息を合わせ曲を奏でている。演奏で互いの気持ちが合わない時は話し合い、気持ちを合わせる。6人の雰囲気がぴったり合っているかは演奏を聞けば分かる」という。
当日は、「栄光の架橋」「勇気100%」「さくらメロディファンファーレ」やクリスマスソングなどを演奏。風情あふれる日本の曲の良さを引き出し、西洋の曲では出せない独特な雰囲気を感じられるよう演奏している「さくらメロディファンファーレ」はお薦めの1曲。
古澤さんは「今回は小規模会場で、アットホームにコンサートを楽しむことができる。ぜひ来て楽しんでほしい」と呼びかける。
開演は11時と14時(演奏は各回約1時間)。開場は開演の30分前。入場料は1,000円。