県産木材利用推進月間に合わせ「もくもくまつり2024~あつまれ とちぎ木育の森~」が10月20日、鹿沼市花木センター(鹿沼市)で開催される。
もくもくまつりは、栃木県民の「木づかい」の意識の醸成と「木づかい」の活動の促進へ向けたイベント。模擬上棟式や、林業で活躍する大型機械の試乗体験などが親子で楽しめる。
当日は、「とちぎの木を活(い)かす女子の会~木輪(もくりん)~」も出展する。木に関心のある社会人、主婦など、20~70代の幅広い世代の女性会員42人が県産木材の魅力を発信している。同会ブースでは県産材を使ったボールプールの設営と県内の山から拾ってきた木の枝を使ったモビールづくりのワークショップを予定。木と触れ合い楽しみながら学びの機会を提供する。
同会の橋本真理子会長は「普段から木に関する仕事をしている。利益追求だけではなく、里山を守りながら、森林資源を循環させることが大切」と話す。橋本春加副会長は「山があることは当たり前ではない。守り続けるための問題提起もしていけたら。女性ならではの視点とアイデアで伝えていきたい」と意気込む。
「全国でも有数の生産量と品質を誇りながら、知名度はあまり高くない県産材の魅力を知ってほしい。食べ物の産地は気にしても、木の産地を気にすることは少ない。まずは小さなものから県産材のアイテムを使ってみて」と声をそろえる。
開催時間は9時30分~15時30分。入場無料。