栃木県立美術館(宇都宮市桜4)で9月22日、ワークショップ「スマホでコマ撮りアニメを作ろう」が行われた。
幼児から大人まで誰でも参加できる「アートラウンジさくら塾」の講座の一つで、事前予約した大人と子ども合わせて17人が参加した。作新学院高校美術デザイン科非常勤講師の鈴木武雄さんが監修し、当日は作新学院高等学校美術デザイン科の生徒も参加者のサポートスタッフとして加わった。
「こういった講座は美術館へのファーストステップ。自分で作れば作品がどのようにできているかに興味を持つ」と担当学芸員の鈴木さとみさん。
あらかじめ参加者各自のスマートフォンにダウンロードしてきたストップモーション用無料アプリ「Stop Motion Studio」の使い方や撮影のポイントを聞いた後、あらかじめ用意されていた人形や色粘土、フェルト、紙、針金などさまざまな材料を使い、背景から決め、思い思いの物語を描きながら、テーブル上の人形や小物を少しずつ動かし100カット以上を目標に撮影を繰り返して、約1時間半かけ作っていった。
完成した動画は大画面に映して皆で楽しんだ。今回参加した昭和小学校5年の小林幸嗣さんは完成した動画を見ながら、「手伝ってくれたお姉さんに褒めてもらった。爆発する時の白黒の色が変わるのを工夫した。家でも作ってみる」と話していた。