宇都宮の中心部にあるカクイチビル(宇都宮市二荒町)の「カクイチ実験室」で11月15日、「小さな映画祭」の上映が始まった。
月替わりでさまざまなジャンルの作家が展示を行い、不定期で音楽ライブも開いている同施設。箱の概念に縛られず、新しい表現にチャレンジしてもらいたいという思いから、ギャラリー名を「カクイチ実験室」と名付けたという。
今回初開催となる「映画祭」は、知り合いの作家に作品を依頼したほか、SNSでも一般募集した。テーマは設けず、自由な表現による「10分以内のショートムービー」を条件にしたところ、旅の記録、プロモーション映像、アニメーションなど約10本が集まったという。
上映期間中、自由に鑑賞できる形式。22日はドレスコードがちょうネクタイという「一夜限りの映画祭」イベントを開催。軽食やワインを楽しみながら、作品制作のエピソードを制作者から聞き、作品を鑑賞する。
同室の企画・管理人、倉林真知子さんは「『見るを楽しむ』。普段からさまざまなアートを扱っているが、今回は映像にスポットを当てた。アートの楽しみ方に正解はない。自分の感性のままに、何かを感じてもらえたらうれしい」と話す。
開催時間は12時~18時。入場無料。今月30日まで。