栃木県中央公園(宇都宮市睦町)管理事務所が制作した「2026年版中央公園オリジナルカレンダー」の販売が11月1日に始まった。
販売用カレンダーの制作は昨年に続き2回目。昨年から本格的に販売用として制作に取り組んだところ好評を得て、用意した110冊が完売。今年はその反響を受け、210冊を準備し、既に約50冊が売れたという。
カレンダーの写真、デザイン、構成は全て職員が担当。各月に園内の「その時期一番の見どころ」を写真とトピックで紹介している。
担当の同園業務主任の渡邉大樹さんは「できるだけ見たままの風景を写真で表現した。中央公園は木々が多く、撮影に欠かせない太陽がすぐに木々の陰に隠れてしまう。昭和大池の周りの紅葉を写した一枚に、太陽の位置がちょうど良い状態なのはわずか3分ほど。『ベストな瞬間』を逃さないように撮影した。公園を設計した方の意図にも思いをはせながら臨み、公園の魅力をギュッと詰め込んだ一冊になっている」と話す。
同園は2022年10月で開園40周年を迎えた。長年にわたり地域の憩いの場として親しまれてきたが、年月の経過とともに施設の老朽化や樹木の老木化・巨木化などの課題も抱えている。同園側は「これからも中央公園が安全で快適な憩いの場であり続けるために、皆さまの協力をお願いしたい」と呼びかける。
価格は500円。売り上げの一部は公園の維持管理費に充てられる。中央公園管理事務所と栃木県立博物館で販売している。