
定食店「浮世離れのコメドロボー」が7月14日、JR宇都宮駅ビル「パセオ」1階のフードホールにオープンした。
店主の中村真千也さんは「イタリアン肉バル『イチマルイイヒ』(宇都宮市陽東7)の起業から7年が経過し、『ご飯が主役』となる新業態にチャレンジしたかった」と話す。
内装はフードホール共通仕様で、気軽に立ち寄れるオープンな空間。色とりどりのしょうゆボトルと黄身の濃い卵のイラストから成る看板を掲げる。
主なメニューは、海鮮を中心に「サーモンハラスいくら」(1,500円)、「タルタルサーモン」(1,800円)、「いくらの出汁(だし)卵」(1,500円)など。「全国からセレクトしたしょうゆと濃厚な卵を組み合わせた卵かけご飯(TKG)を全ての定食にセットで提供する」のが特徴だという。
卵は濃厚なコクと弾力のある黄身が特徴の高級卵「那須御用卵」。しょうゆは全国から取り寄せた「薫紫スモーク醤油(しょうゆ)」「牡蠣(かき)醤油」など5種類をそろえ、好みに合わせて組み合わせを楽しめる。途中で「まぶし(具材混ぜごはん)」「だし茶漬け」へと展開する構成で、「1杯のご飯を多様な食べ方で味わえるよう工夫した」という。
中村さんは「栃木の米をいろいろなパターンで味わいながら、米を何度でも楽しんでもらいたい。『食を通じて人の幸せの在り方を追求する』を理念に掲げ、料理や接客、空間づくりなど、あらゆる要素で喜びと満足を届けたい」と話す。
営業時間は10時~20時。