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栃木トヨタの新レース車両お披露目 美術系予備校出身の美大生がデザイン

(左から)鶴賀さん、矢島さん、佐藤さん

(左から)鶴賀さん、矢島さん、佐藤さん

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 美大生がデザインを手がけた「栃木トヨタT2FACTORY Racing Team」のレース車両が完成し、ミナテラスとちぎ(インターパーク6)で7月28日、新車両がお披露目された。栃木トヨタ自動車(宇都宮市横田新町)が、宇都宮の美術系予備校「KILALA美術学院」(中央1)と連携して取り組むプロジェクトの一環。

車両デザイン側面

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 同社が2019年より「栃木トヨタT2FACTORY Racing Team」として参戦する国内最大規模のワンメークレース「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」への出場車両を、地元アーティストの育成支援を目的に「KILALA美術学院」とコラボレーションし、学生と共同でデザインする取り組みを2023年にスタートし、今回が第2弾となる。

 新デザインの制作には、デザイナーとして宇都宮市出身で同校を卒業し、現在、多摩美術大学総合デザイン学科4年の矢島千里さん、アシスタントとして同大生の佐藤優太さんが参加。栃木県のシンボルである「県鳥・オオルリ」と「風のように駆け抜けるレーシングカー像」をコンセプトに据え、羽根をモチーフにしたダイナミックなビジュアルでスピード感を表現し、トレンドをあえて外して他チームとの差別化を図るなど視認性の向上も意識したデザインが特徴。

 デザインを担当した矢島さんは「こうした大規模なデザインは初めてで、いい経験になった。形になると大きくて迫力があり、達成感もある」と話す。

 車両を実際に運転する栃木トヨタT2FACTORYのドライバー、鶴賀義幸さんも「グラフィカルできれいな透明感のあるデザインは自分好み」と、その出来映えに太鼓判を押す。

 同車両は、9月6日・7日に開催されるシリーズ第5戦から投入される予定。

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