
カフェ「THE NEW LOBBY(ザ・ニューロビー)」が7月1日、宇都宮市文化会館(宇都宮市明保野町)2階にオープンした。
同店のデザインを手がけ、店の運営を手がけるデザイン事務所「MARKS HANRED BROTHERS(マークス・ハンドレッド・ブラザーズ)」(上横田町)の勝村勇輝さんは「今まで生かし切れなかったものや古くなったものを見立て直し、ブラッシュアップを図りたかった」と話す。
同店は「ホテルのロビー」をコンセプトにした「ラグジュアリーな」空間で、公園の外灯をアレンジした照明や廃棄予定だった椅子、会議用長机を再生したカウンターなど、サステナブルな取り組みを行い、宇都宮市が進める「SDGs」の理念を反映した。
メニューは、地場産の野菜や日光HIMITSU豚を使った料理を提供。主なランチメニューは、グリル野菜とポークパテを挟んだ「サンドイッチセット」(1,600円)、ミートソースとナポリタンを組み合わせた「いいとこパスタセット」(1,500円)、日光HIMITSU豚を使った「デミグラスソースセット」(1,600円)。いずれも、サラダ、前菜、スープ、ドリンクが付く。
ドリンクメニューには、ブラジルとエチオピア産の豆を使ったオリジナルブレンド「文化ブレンド珈琲(コーヒー)」(500円)、「明保野コーヒーフロート」(900円)などがある。
勝村さんは「文化会館の催事に訪れる人はもちろん、学生の勉強や商談など長時間の滞在にも使ってほしい。もともと廃棄予定だったものから、視点を変えるとこれほど豊かな空間が生まれることを体感してほしい。公共施設を見直し、付加価値を生み出すことで、広く利用を呼びかけたい」と話す。
営業時間は10時30分~18時(ランチタイム 11時~15時)。第1・3月曜定休。