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宇都宮で航空宇宙セミナー スタートアップ企業が「宇宙ごみ」対策を解説

「航空宇宙セミナー」(右から)鶴田さん、宇藤さん、BULL技術顧問の樋口健さん

「航空宇宙セミナー」(右から)鶴田さん、宇藤さん、BULL技術顧問の樋口健さん

 「H3ロケット6号機(30形態試験機)」打ち上げのパブリックビューイングと航空宇宙セミナーが6月10日、栃木県庁研修館講堂で開催された。8日14時にロケット打ち上げが天候により急きょ延期となったため、パブリックビューイングは中止となったが、航空宇宙セミナーは予定通り行われ、約80人が参加した。

「航空宇宙セミナー」会場の様子1

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 同イベントは、栃木県と宇都宮市が共催し、宇宙ごみ対策装置「HORN(ホーン)」を開発するスタートアップ企業「BULL(ブル)」(中央3)が協力し、宇宙開発や宇宙ビジネスへの理解を深める機会として企画された。

 セミナーでは、BULLの技術総括責任者で帝京大学理工学部総合理工学科講師の鶴田佳宏さんらが登壇。「BULL社が目指す、宇宙ごみ対策装置『HORN』の狙い」と題し、宇宙開発の意義や宇宙ごみ問題の現状、同社が開発を進める装置の役割について解説した。

 本来は種子島宇宙センターから打ち上げを見守る予定だった同社社長の宇藤恭士さんも会場に駆け付け、参加者との質疑応答を実施。10件ほどの質問が寄せられ、宇宙開発や宇宙ごみ対策への関心の高さがうかがえた。

 宇藤さんは「これまで多くの企業に技術的な説明をしてきたが、唯一不足していたのは『実績』だった。今回の打ち上げは延期となったが、実証実験によって得られるものは大きい。宇都宮のためにも打ち上げ成功を願いたい」と話した。

 セミナーに参加していた宇都宮市在住の高校教諭、鈴木駿久さんは「大学時代に宇宙について学んでいたので興味を持って参加した。パブリックビューイングが中止になったのは残念だったが、研究の話が聞け、高校物理の授業にも生かせる話を聞くことができた」と振り返る。

 宇都宮市産業政策課の田仲林太郎さんは「宇都宮市では『企業版ふるさと納税』や『宇宙ビジネス認定事業補助金』なども用意している。宇都宮全体で宇宙産業を盛り上げ、『宇宙の宮(うちゅうのみや)』として発展していければ」と意気込む。

 延期となったロケットの打ち上げは6月12日を予定する。

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