隣接するギョーザ工場で作られた包みたてのジャンボギョーザを提供する「1to1DISHES(イトイディッシーズ)」(宇都宮市八千代1)が12月26日で1周年を迎える。
経営する「糸井商店」は長年、ギョーザの卸売りを専門に事業を展開してきた。コロナ禍をきっかけに、スーパーの総菜コーナーの一角で展開していたイートインスペースから撤退。初代の跡を継いだ長女で2代目社長の糸井久枝さんは2024年12月26日、工場敷地内に念願の店舗をオープンした。
温かみのある雰囲気の店内には、カウンター6席とアンティーク家具を配したテーブル6席の計12席を用意。「ゴールデンベル」と呼ばれるペンダントライトを採用し、カフェを思わせる空間が広がる。
一番人気は、ふっくらジューシーな「にんにくギョーザ」。このほか、ニンニクを使わない「肉ギョーザ」(以上3個270円)、「梅しそギョーザ」(同330円)、モッツァレラチーズ入りの「チーズギョーザ」(同360円)、小ぶりな「揚げギョーザ」(6個360円)の5種類をそろえる。「ギョーザのおいしさを知ってほしいので、蒸しギョーザを薦めている」という。現在は季節限定で「生姜(しょうが)ギョーザ」(3個270円)も提供している。
オープンからの1年を振り返り、糸井さんは「これまでスーパーで販売していた頃からのファンの方々が、いろいろと情報を広めてくれ、さらに輪が広がっているように感じる」と話す。
「女性一人でも入りやすい、カフェ風のギョーザ店として、これまでにないおしゃれな店を目指している。今後も日替わりや期間限定の味を、定番商品と組み合わせて提供していくので期待してほしい」と意欲を見せる。
営業時間は、11時30分~15時、16時30分~20時。日曜・月曜定休。