
ワンタンを主役としたラーメン店「支那ソバ雲呑(ワンタン) みくも」(宇都宮市今泉新町)が8月1日にオープンした。
店主の加藤充輝さんは子どもの頃からインスタントの「ワンタンスープ」が好きで、いつかワンタンを扱った店を出したいと思い続け、やっと夢が実現したという。「ワンタンといえば『みくも』と言ってもらえるよう、数あるラーメン店の中でワンタンを主役にしたラーメン店を開きたかった」と話す。
明るい木目調の落ち着いた店内に、テーブル席12席、座敷席8席、カウンター6席の計26席を用意する。
メニューは、「支那ソバ」(960円)、「雲呑支那ソバ」(1,150円)、「叉焼(チャーシュー)支那ソバ」(1,350円)など8種類で、ワンタンの中の餡(あん)にはショウガが多く入っている。ギョーザ(5個440円)もそろえる。
しょうゆ味、塩味から選べるのも特徴の一つ。支那そばスープは羅臼昆布と伊吹いりこかつおなど数種のだしを使う。中華スープは地産をベースに豚、鶏と香味野菜を長時間かけて荒炊きし、「清湯(チンタン)と白湯(パイタン)のいいとこ取りを狙った」という火加減で作り込む。支那そばの麺は加水率低めの細打ちストレート麺。中華そばは多加水の太打ちの手もみ麺を使っている。
加藤さんは「自家製麺で一つ一つの工程を丁寧に積み重ね、素材のうまみを真剣に引き出している。毎日でも食べたくなるようなラーメンを目指したい」と話す。
営業時間は11時~16時。水曜定休。