
「うつのみや花火大会」が8月9日に宇都宮市道場宿緑地で開催され、県都の夜空を彩った。主催はNPO法人「うつのみや百年花火」。
今年は、早めに来場した観客のために16時から「ステージイベントオープニングアクト」を開催した。公募で選ばれた、小学5年生の早野帆乃花さん、ソロシンガーのひろみさん、小学6年生3人と4年生1人から成る「PRiYAnCeR(プリヤンサー)」が夕方のステージを彩った。
19時に始まった花火大会では、市内の約3000人の子どもたちが描いた絵から抽選で選ばれた10作品が実際の花火となって打ち上げられた「花火の絵」、今年のイメージソング「昇り銀竜夢花火」などを音楽連動に取り入れた「感謝の華」などが観客を魅了した。
19回目なる今年のテーマは「感謝~夜空で繋(つな)ぐ ありがとう~」。第3部では、同大会の藤澤悟会長の「普段は言えなくても今日は花火を見ながら、ぜひ一緒にいる大切な方へ感謝の思いを届けてほしい。未来を担う子どもたちに夢と希望と感動を、私たちの思いを皆さんと分かち合いたい。それでは、2025うつのみや花火大会、グランドフィナーレ明るい未来を信じて届け」という言葉とともに、フィナーレを飾った。
同大会イメージソング「昇り銀竜夢花火」を歌う梵天(ぼんてん)ゆず太郎さんは「イメージソングに選んでいただき、今までやってきたことは無駄ではなかったと感じた。花火大会に携わることができ、本当に良かった。地元の方に梵天ゆず太郎をという存在を知ってもらい、さまざまな機会で歌を披露していきたい」と話す。