
2007(平成19)年のチーム創設から続けてきた地域貢献活動が7月27日、宇都宮市立泉が丘小学校(宇都宮市泉が丘7)体育館で行われた「ブレックス クリニックキャラバン」で累計6000回目を迎えた。
同キャラバンは「未来のバスケットボール選手の育成や選手と子どもたちの交流」を目的とし、栃木県内6会場で開催。今回のイベントには、「友遊いずみMB(ミニバスケットボール)スポーツ少年団」など21チームから約50人の小学生が参加した。この日の指導に当たる宇都宮ブレックスの選手は事前に公表されておらず、当日の開会式で「比江島慎選手です」と告げられると、児童や父兄から歓声が上がった。
宇河ミニバスケットボール連盟の小林史雄会長は「キャラバンは毎回現役選手が来てくれ、子どもたちと触れ合いながら教えてくれている。チームが強いだけでなく、地域貢献していただけることがありがたい」と話す。
練習は、バスケットボールのドリブルを中心としたスキルなど指導の後、実際にコートを使ったミニゲームが行われ、比江島選手やスクールコーチと約2時間、一緒に汗を流した。参加した子どもたちには、栃木銀行とブレックスのオリジナルコラボTシャツを進呈し、最後に記念撮影を行った。
ミニゲームで比江島選手へのパスをスチールし、ゴールを決めた「友遊いずみ」の細田一樹キャプテンは「比江島選手が来てくれてとてもうれしかった。チームにも身長の高い選手がいるが、比江島選手は大きくて、おかしな感覚だった」と振り返る。
比江島慎さんは「6000回という節目に携われてうれしい。今日教えた技は、どんどん練習で試してミスを繰り返しながら習得してほしい。ミスすることを恐れずに、チャレンジすることを大切にしてほしい」と呼びかけた。