スラックラインの大会「SLACKLINE UTSUNOMIYA GAMES 2024」が7月28日、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市元今泉5丁目)で開催され、多くのスラックライン愛好者や観客が集まった。
スラックラインは、綱渡りとトランポリンを合わせた特徴のあるスポーツ。幅5センチのベルト状のラインの上で、尻、胸、背中で跳ねたり、足でバランスを保ったりしながら、空中で回転やひねりなどの技と完成度を競うスポーツで、近年、人気が高まっているという。
当日、国内各地から集まった約40名の選手が技を競い合い、ダイナミックな空中技などのパフォーマンスを繰り広げ、会場には約1,500名の観客が集まった。
2023年の国内大会や世界大会での実績を元に選考された招待選手が出場する「男子エキスパートクラス」「女子エキスパートクラス」では、栃木県選手が活躍。中村陸人選手(星の杜高校)と竹部茉桜(まお)選手(宇都宮日建工科専門学校)が、それぞれ優勝し、会場は大いに盛り上がった。中村選手の弟の拓志選手(星が丘中学校)も活躍。準決勝では兄弟対決も見られた。
ハーフタイムショーでは宇都宮市を拠点に活動するブレイクダンスチーム「TOCHIGI TRIBE」が踊りを披露し、イベントを盛り上げた。
大会を主催した宇都宮市スポーツ振興財団の菊地芳更(よしつぐ)さんは、「市民をはじめ多くの人にスラックラインを知ってもらい、楽しんでもらえたら」と話す。